中村明美のひとりごと

此度の現場は　北の果て・・・
　　　　　　　　　　　　↑
(なんと抽象的で大げさな表現なのでしょう)


雪がちらついていたよ　　とな



ご葬儀の現場には　「正解のないもの」が　多い・・・ように思う


『喪主の挨拶は、普通　何人で並びますか？』
『弔電は、普通　どんな順番ですか？』
こんなふうに
『普通は・・・』　と言う質問をされるご遺族は　珍しくありません

ですが
故人さまの家族構成や年齢など　毎回同じ条件で比較できる訳ではないので　「普通」　というラインすら引けないのが現実です

ですから
ご遺族の皆様が　良しと思われるところに納められれば　それで良いのではないか？
弔電の順番が間違っていた　と文句を言う人も居ない(言うべき場所ではない)んじゃないか？
と私は思うのです


そんな中・・・
先日、やはり極寒の現場で

【故人は　とても明るくて楽しい人だったので、このお葬式は　少しくらい手順が違っても構わないから　明るく温かい雰囲気にしたい…と案内を入れて下さい】
とおっしゃる喪主様に出逢いました

お式そのものは　式衆を主軸に進められるのでアレンジされることはありませんが
お式の前、終わった後などに　意向を組み込む事は不可能ではありません


この日のご葬儀は、20年ご葬儀に携わってきた私が
はじめて発する　「いつもは使わない」閉会コメントでした
きっと　二度と使う事のないコメントだろうと思います

心に残る　ご葬儀でした


終わって　時計を見たら　14時30分

かけこみで　温かいお蕎麦を頂いてから　帰路につきました







ああ～～　お腹も心も満たされました

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