「いつも通り」の重み
お陰様で 充実した毎日を楽しく過ごしております
ナレーションの収録スタジオであったり、イベントホールだったり、パソコンと睨めっこしながら資料作りだったり・・・
と内容は様々ですが、圧倒的に多いのが
「ご葬儀」のお仕事でございます
当然の事ですが、毎回 違うご遺族と参列者の為に 毎回違う宗教者の方、スタッフさんと作り上げる現場であります
ところが・・・
宗教者の方と打合せをすると、
「いつも通りです」とおっしゃる事が増えて参りました
もしかすると多くの方が「葬儀の司会は いつも同じ事を喋っているだけ」と思われるかも知れません
事実、結婚披露宴のような サプライズも無ければ、酔っぱらったゲストが予想外の事をなさるハプニングもありません
ですが
実は この
「いつも通り」という言葉が 非常に重い言葉だな・・・と感じるこの頃なのでございます
遺族が違えば 雰囲気もご要望も違います
時間や曜日が違えば 道路の混雑状況も変わりますし、宗教者の方の人数・宗派が変われば、準備も当然変わって参ります
些細な事なのですが、そうした
全ての事が違う状況下で「いつも通り」に進行する事を求められている
という事の重大さを ヒシヒシと感じると同時に、「いつも通り」 その一言で充分であると 私を信頼して下さっている事に畏れ多い緊張感がこみあげるのでございます
いつも通りに言葉を交わせる幸せ
いつも通りに空を眺められる境遇
いつも通りに穏やかな時間を共有できる安心感
色んな「いつも通り」を噛み締めて いつも通りに努めて参ります
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